SES契約

@SES契約とは
SES契約とは、システムエンジニアリングサービスの略で、クライアント先に技術者、作業者を送り込んで業務をする契約です。
システムの構築やテレワーク等のインフラ環境の整備などのために、ベンダーからクライアントに技術者が出向き、そこで業務をこなします。
法律行為以外の業務を行う、準委任契約の際に交わされる契約です。
A派遣との違い
派遣契約との違いは、SES契約は技術者の指揮権がベンダー側にあります。派遣は送り込まれた技術者の指揮権をクライアント側が持っています。
ですので、派遣先の仕事をして派遣先の指示で労働する契約は、派遣契約となりSES契約とは別の契約内容になります。

SES契約の技術者はあくまで、ベンダー側の人間として動き、考えます。派遣先には業務への指揮権がありません。
これを混同していまうと、トラブルの元となりますので、特にクライアント側への周知が必要です。

また、派遣契約の技術者をクライアントへSES契約で送り込むのは、違法ではありませんが、
クライアントの指示命令で動く業務内容となると、二重派遣の規定に違反してしまう可能性があります。


SES契約は上手く使うととても効果的な契約ですが、
ベンダーとクライアントの意思疎通をしっかりしておき、
違法状態にならないように留意しておくことが重要です。
くわしくは、お問い合わせください!