起業のときにすること、何を専門家へ依頼するべきか

起業を考えてから、実行までにはたくさんの準備が必要です。
起業は、夢がありますし応援したくなります。
弊所でも多くの起業家を応援していきたいと考えています。

中には、起業に関することを全部自分でできるんじゃないかとお考えの人もいます。

結論から言えば、全部自分でできます。
しかし、それはしないほうがいいでしょう。
多くの人が専門家の支援を受けて起業をします。

なぜでしょう。
「コア業務に集中できない」からです。
起業するときには、やるべきことはたくさんあります。
それを未経験で1から自分でやるとなると、多大な時間と労力がかかります。

起業家が時間を使うべきは、そこではないです。
事業の成功のため、最短で最高の結果を出すためのビジネスを考えるべきです。
許認可を自分でやるために時間をかけて勉強するより、少しのお金を使って専門家に依頼して
「コア業務」に集中してください。

ビジネスを成功させることが最も重要で優先順位が高いです。
そのために、自分で行うべきこと、誰かに依頼するべきことを切り分けて考えたほうがいいでしょう。

やるべきことの切り分け
○自分でやること(コア業務への集中)
・起業アイデア
・起業の場所や物件の選定
・設備、物品の購入
・資金計画、準備
・(商業登記)

○専門家に頼むこと(手続き関係、専門性の高いこと)
・許認可に関すること
・届出、手続きに関すること
・定款の作成
・市場分析
・不動産登記(司法書士)
・(商業登記(司法書士))

何点か気になることがあると思います。
商業登記が自分でやることに入っています。
商業登記は、起業をする人の3〜5割(地域により変動)が司法書士を通さず自分で行います。
不動産登記と比べて、簡単なので自分で行うという人が多いのが現状です。
また、市場分析が専門家に依頼となっています。
弊所でもそうですが、起業を支援する専門家は多くの起業データや市場分析ツールを保有していることがあります。
過去のデータや市場分析を行った経験やツールは、専門家ならではの強みです。

このように切り分けて考え、どの部分を専門家に依頼してみようかを検討してみるとよいでしょう。