建設キャリアアップシステム(CCUS)

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設業の担い手である技能者の就業履歴や資格をデータベースに記録・閲覧・管理するサービスです。建設業振興基金によって運営されており、2023年から原則義務化されました。

CCUSの目的は次のとおりです。
技能者の技能の公正な評価
工事の品質向上
現場作業の効率化

CCUSの登録、運用手順
本人情報、所属事業者ID、事業者名、職種、社会保険、建退共加入情報等の登録
⇒申請後、約1カ月でカードが届きます
⇒自社と所属技能者の関連付けを行う
⇒元請組織登録、現場管理者ID付与
⇒現場の登録、施行体制の登録
⇒就業履歴の蓄積

CCUSの具体的な機能は、以下のとおりです。
技能者情報の登録・変更・閲覧
就業履歴の登録・変更・閲覧
資格情報の登録・変更・閲覧
教育訓練の受講履歴の登録・変更・閲覧
技能士登録の申請


CCUSは、技能者・事業者双方にメリットがあります。
技能者:自分の技能や経験を証明でき、適正な評価と処遇を受けられる
事業者:技能者の就業状況やスキルを把握でき、業務効率化や品質向上につなげられる
CCUSは、建設業の人材育成や生産性向上に貢献する重要なシステムです。今後も、さらなる機能の充実や普及が期待されています。