相続人のいない方の財産・遺産

相続人がいない場合、遺産を受け取る人がいなければその遺産は全て「国庫」に帰属します。
国の財産として国が保有することになります。
2021年度に相続人不存在の遺産で国庫に帰属し国の財産となった総額は、647億円です。

でも、何にしていない国が647億円という巨額の財産を受け取っているのはおかしいと思いませんか？
できることなら、生前お世話になった人に遺産を残したい、慈善事業に使ってほしい、寄付をしたい、社会貢献をする法人に遺贈してほしい、など自分で考えた方法で様々なことに役立てたいと思う人がいるでしょう。

法定相続人がいない場合でも、遺言書により血縁関係のない他人に遺産を相続したり、慈善団体等への遺贈を行うことができます。

遺言の執行を行う者を選ぶことができます。遺言の内容に沿って財産を適切に執行する役割を担います。