旅館営業許可申請

旅館営業許可申請とは、旅館業法に基づき、旅館業を行う事業を営もうとする者が、保健所長に対して行う申請です。

旅館とは、宿泊料又は室料を受けて人を宿泊させる営業を行う施設をいいます。
旅館営業許可の提出方法は、保健所長の指定する様式に必要事項を記入の上、提出することができます。

旅館営業許可の提出に必要な書類は、以下のとおりです。

旅館営業許可申請書
定款
役員の氏名及び住所
営業所の所在地
旅館の概要
旅館の設備の概要
旅館の業務を行うための資金計画
旅館営業許可の審査結果は、原則として申請の日から30日以内に、保健所長から通知されます。

審査の結果、許可が認められた場合、旅館営業許可証が交付されます。

旅館営業許可の具体的な流れは、以下のとおりです。
旅館営業許可を受けるために必要な要件を満たしていることを確認する
定款を作成する
役員を選任する
営業所の所在地を決定する
旅館の概要を作成
旅館の設備の概要を作成
旅館の業務を行うための資金計画を作成
旅館営業許可申請書を提出する
保健所長から旅館営業許可証を交付を受ける

旅館営業許可を提出する際には、以下の点に注意しましょう。

申請書に必要事項を正確に記入する
提出書類を漏れなく揃える
旅館営業許可に必要な要件を満たしていることを確認する

旅館営業許可に必要な要件
旅館営業許可を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

法人であること
定款に旅館業の目的の記載があること
役員が旅館業に必要な能力を有していること
営業所の所在地が適切であること
旅館の概要が適切であること
旅館の設備が適切であること
旅館の業務を行うための資金計画が適切であること

また、旅館営業許可を受けるためには、旅館業法に基づく施設基準を満たす必要があります。
具体的には、以下の施設基準を満たす必要があります。

客室の床面積
客室の居住人数
浴室の設置
トイレの設置
洗面台の設置
調理室の設置
給水設備
排水設備
換気設備
消火設備
避難設備
警報設備
衛生管理設備

また、旅館営業許可を受けるためには、保健所長による実地調査を受け、旅館の設備や運営状況が旅館業法に基づく施設基準を満たしていることを認めてもらう必要があります。