日本政策金融公庫の新創業融資制度

@新創業融資制度の概要
日本政策金融公庫の「新創業融資制度」は、どんな事業でも最大3000万円(そのうち運転資金は1500万円まで)まで融資を受けられる制度です。
通常、金融機関で融資を受けるには過去の実績や財務状況を見て融資するか決定されます。
そのため、新規事業者は融資を受けにくい現実があります。
日本政策金融公庫の新創業融資制度では、新規で事業を開始する方を対象としているため、過去の実績がない新しい会社でも融資を受けられる可能性があります。
新事業に取り組む上で大きなメリットとなります。

※新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を2期終えていない方が対象
A新創業融資制度は代表者に金銭的責任、保証が必要ありません
新創業融資制度の一番のメリットは、保証人も担保もいらない「無担保・無保証」で融資が受けられる点です。
通常、融資を受ける際には、代表者が保証人となったり担保を要求されますが、
新創業融資制度は、無担保無保証ですので、代表者に直接金銭的責任を求められることがありません。

また、任意に代表者が保証人となることができ、その場合は返済時の利率を0.1%下げることができます。
B過去の融資実績なく審査を通過できる可能性がある
新創業融資制度は、まだ実績に乏しい起業したばかりの事業を対象としているため、
他金融機関で過去の実績不足から融資がおりないとされた方でも審査を通過できる可能性があります。
C自己資金要件
新創業融資制度を受けるにあたって最大のネックとなっているので「自己資金要件」です。
「創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金」が条件となっており
100万程度の「事業に使う」自己資金を用意しておいたほうがいいでしょう。

ただし、「現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方」「産業競争力強化法に定める認定特定創業支援等事業を受けて事業を始める方」等に該当する場合は、除かれますので
お勤めと同業種の方等は自己資金が低くても狙ってみる価値があります。
くわしくは、お問い合わせください!